●現在の財務状況(2006年2月期)と来期の見通しについてお聞かせください。
前期につきましては、売上高27.7億円、営業損失-3.1億円、当期純損失-4.3億円となっております。これはアライヴコミュニティ設立以来、初めての大幅な減収減益でした。ハウスケア事業に関しては横ばいです。ライフアップ事業は売上が伸びています。しかし、弊社のリーディング事業であるコーティング事業に関して、耐震強度偽装問題や悪質な誹謗中傷による影響により、減収減益となってしまいました。
次に今期の見通しに関してですが、単体で売上高約32.4億円、経常利益3,100万円と設定しております。前期が4億円を超える損失を計上してしまいましたので、確実に達成できる数値を公表させていただいております。

●前期の誤報道や営業妨害的行為について、現状をお聞かせください。
弊社は、デベロッパーや管理会社を通して事業展開しておりますので、誹謗中傷で挙がったような訪問販売は行っておりません。弊社がマンションデベロッパーとのアライアンスを増加させますと、結果として、訪問販売などを行っている企業のシェアを奪うことになります。これがそもそもの要因となっていたようです。
ただ弊社の前期における業績低迷の原因は2つあり、ご説明させていただきたいと思います。一つ目は悪質リフォーム騒動に巻き込まれたことで、もう一つは耐震偽装問題です。悪質リフォーム問題や耐震偽装問題がメディアに取り上げられるようになり、弊社は直接それらの問題には関係ありませんでしたが、デベロッパー企業からの弊社サービスに対する需要が低下いたしました。これは心象的なものが強く、業界として、リフォーム系のビジネスを自粛する動きがあったためです。ですが、現在では対策も講じており、今後、そのような問題が起こった場合にも影響を受けないようなビジネスモデルを構築しております。
●各事業における売上、利益についてお聞かせください。また人的リソースの内訳もお聞かせください。
前期の売上高内訳につきましては、コーティング事業が12億円で、ハウスケア事業が13億円となっています。前期に関しましては、コーティング事業の売上高の減少により、一時的にハウスケア事業が上回っております。ですが、今後のハウスケア事業に関しては、リフォーム業界全体の価格競争に巻き込まれ、好業績をあげるのが難しい状況にありますので、弊社ではハウスケア事業から人員を移動いたしまして、弊社のリーディング事業であるコーティング事業の再構築、強化を行っております。それに従い、収益も黒字化していきます。
次に人的リソースの内訳ですが、弊社単体で見ますと、2月末時点でコーティング事業部が68名、ハウスケア事業部が53名、ライフアップ事業部が11名、事業統括(法人開拓)10名、管理等含めると全従業員で189名となっております。今期はコーティング事業部を71名、ハウスケア事業部を40名というバランスにしていく予定です。
●B/Sの現状について、簡単にご説明ください。

第三者割当増資による現金及び預金が増えたことにより、流動資産は約3億円増加しております。また、技術ライセンスの取得等により、固定資産が約9,100万円増加しております。
●御社の市場シェアについてお聞かせください。
現在、年間で分譲のマンションが約15万世帯販売されています。弊社は年間で約1万件を扱っており、全体におけるシェアは約6〜7%になっています。ですが、分譲世帯の15万世帯が完売しているわけではありません。またコーティングをご存知の方、実際にコーティングを採用される方は全ての居住者ではありません。その点を考慮しますと、弊社の市場でのシェアはかなりの割合を占めていると考えられます。