●ドリコムの概要についてお聞かせ下さい。
弊社は、一般ユーザー向けにいち早くブログサービスを開始し、そのノウハウやシステムを活かし、企業様にブログソリューションを提供しています。
設立は2001年11月で、私と現在の取締役であるメンバーが学生時代に起業しました。私は小さいころから発明家になり、「ものづくり」をしたいと思っており、仲間も同様のモチベーションを持っていました。
そういった経緯で創業したこともあり、設立当初からエンジニアが多く、現在も社員の約6割を占めています。
ブログ市場は2003年から本格的に成長を始め、市場の拡大と共に弊社の業績も成長していきました。現在はそのブログの特性を活かし、社内での情報共有を目的に、お客様のニーズに応えられるソリューションシステムの開発と販売を行っています。
その他にもサービスプロバイダー様へ広告配信事業を行ったり、最近では他社様と協業でCGM(Consumer Generated Media)と言われるようなユーザー参加型のシステム開発を積極的に進めています。
●ブログ事業と検索エンジン事業について簡単にご説明下さい。
ブログ事業は大きく3つのサービスを提供しています。一つ目は「ドリコムブログシステム」で、自社サイトでブログを運用したい企業様にブログシステムを提供しています。現在約30の企業様にご利用いただいています。
二つ目はブログの特徴である情報発信性を社内で活かすために「ドリコムブログオフィス」という商品を企業様に提供しています。そして三つ目は、会社から社外への情報配信を容易かつ円滑にしていきたいと考え開発した「ドリコムCMS」というサービスです。このサービスは企業様のサイト構築と更新をブログベースで行うことができるサービスになっています。
この3つのサービスがブログ事業の根幹になっています。また「ドリコムSNS」というサービスをドリコムブログシステムと姉妹品のような形で提供させていただいています。
次に、検索エンジン事業については、「ドリコムキャリアサーチ」のように、あるカテゴリーに特化した形でサービスを開発しています。ドリコムキャリアサーチ以外にも、サイバーエージェント様と共同で行っているユーザーマッチ型広告「MicroAd」や弊社で運営している「モノリス」などがあります。
●「ドリコムブログシステム」、「ドリコムブログオフィス」、「ドリコムCMS」、「ドリコムSNS」について、特徴、競合との差別化をお聞かせください。
「ドリコムブログシステム」と「ドリコムSNS」は、ECサイトや通信販売を行っている企業様へのサービスであり、お客様の既存事業の収益を拡大していくため、ブログの特性である集客力や情報発信性を利用するシステムです。
この2つのサービスの強みは、ブログに集まったトラフィックを有効活用できるようなノウハウをサービスに組み込んでいるところです。現在、約30社の企業様にご利用いただいており、そこからさらなるノウハウや付随するサービスが生まれてくるといった利点もあります。
「ドリコムブログオフィス」は社内情報共有サービスになっており、現在約300社のお客様にご導入いただいています。お客様には情報共有を活発にしていただくことにより、結果として、売上改善に至ったなど、様々な利点を提供しています。
「ドリコムCMS」に関しましては、ホームページ作成ソフトなどが競合とも言えますが、全てのサービス利用がネット上から行え、簡単にホームページが構築でき、更新できるという点が強みになっています。またユーザー訪問の8割が検索エンジン経由というインターネット環境の中、SEOに強いブログは、CMSとしてもメリットが大きいかと思われます。
●競合はどのような会社になりますでしょうか?
一概にどの企業を競合とするかは難しいところです。様々なベンチャー企業様がブログ事業に参入していますし、最近ではグループウェア系の会社なども近いサービスを提供しています。
ただしグループウェアに比べ、弊社のサービスはコミュニケーション主体型になっており、いわゆるナレッジマネジメントと呼ばれる分野が近いかと思います。
またお客様の声としましては、概ねこういったサービスの導入は初めてですので、最初は慎重なのですが、導入後売上につながったというような報告も頂いています。結果として、二部署、三部署といった形で導入していただいた企業様もあります。
●検索エンジン事業についてお聞かせ下さい。
検索エンジン事業では、広告配信とメディア制作の2点を行っています。広告配信では、ユーザーマッチ型広告「MicroAd」というサービスを提供しており、弊社が広告配信における技術提供を、サイバーエージェント様が広告の販売と媒体獲得を担当しています。サービスの内容としましては、世の中に出回っている3割から5割のブログ内の広告を、コンテンツとマッチングさせながら配信しています。
またメディアの部分については、現状まだ投資段階だと位置付けています。今後も、ユーザーが情報配信をできるようなメディアを構築していきます。またコンテンツとしましては、求人や旅行、不動産などの特定カテゴリーにおいて提供していく予定です。現状弊社で提供する「モノリス」などもこのメディアに関連した事業です。