●内藤社長のご経歴についてお聞かせ下さい。
高校は東京の海城高校出身です。その後、京都大学の経済学部に入り、会社を設立しました。ドリコムを創った理由としましては、自分で何か「もの」を生み出したいと思っていたからです。最初から就職することすら考えませんでした。最終的には、昨年京都大学を中退しまして、今年の2月には会社を上場させることができました。ちなみに創業メンバーは、京大、同志社、立命館といった関西のメンバーになります。
また取締役の年齢も大変若く、一部の投資家様からそのリスクを指摘されることもありますが、私の年齢が28歳であることを変えるのは不可能ですので、結果を出していくことで信頼していただければと思っています。
●企業理念、経営方針などについてお聞かせ下さい。
企業理念としましては、創業時からの想いで、「with entertainment」ということを意識しています。また他にも、「always creative innovative」という、新しいものを作って、新しい発明を起こしていくことが我々の企業価値であるということを言っています。また「challenge to change」という、創造的な商品を創ろうとする意思も大変重要だと思っています。
経営方針としましては、ドリコムはやはり「ものづくり」の会社であるということを基本にしています。
また入社してくる人材も、このような方針、理念に共感してくる方が多くいます。常に新しい挑戦をすることにモチベーションを持てる人でなければ、弊社ではやっていけないのではないかと思います。
●社員数が急増していますが。
新卒採用のウェイトを高く行っています。弊社の属する業界は、人材不足で、新卒の段階が一番良い人材を確保できると考えています。マネジメント層に関しては、候補になるような人を社内から引き上げたり、社外から採用することもあります。
また教育方針としましては、ある程度小さい組織を複数作ることによって、小規模経営のチームを増やしていきます。その中でリーダーを育て、ミニベンチャーを育てていければと思っています。
また各グループで研修を行うことにより、社内のベースアップにつながっています。社員の多くが集まって、主に夕方などの時間に開催されています。さらに最近はビジネスコンテストを開くことにより、半分は社会還元として、半分は中長期の自社の新卒採用として、機能させています。
●中長期の戦略についてお聞かせ下さい。
今後は、SaaS(Software as a Service)と言われるような、ネットを通してソフトウェアを使っていくサービスが拡大すると見込んでいます。アメリカでは大手ソフトウェア企業が、同手法を使っています。将来的には、売上の5、6割を占めるようにしていきたいと思います。
また日本では毎年約10万社の企業が生まれますので、マーケットが枯渇しない中小企業にCMSサービスを利用いただきたく思っています。
●次に、日本のテクノロジー産業、WEB2.0の市場についてお聞かせ下さい。
日本におけるインターネット系サービスの完成度やディティールは、海外に比べても遜色のないものだと思います。ただ海外のほうが、商品に対する先見性が高く、実際にビジネスのスピードという点でアドバンテージがあるようです。
またWEB2.0は、全般的に言えるのが参加者の拡大だと思っています。今現在のインターネット利用者は、表面的には増えていますが、利用するといった点でもう一歩踏み込めていないのではないかと思っています。正直、まだ見ているだけの人たちが多いと感じています。
法人で例えると、メールの送受信とインターネットを見るだけでなく、ネット広告を出したり、ソフトウェアを利用するといったことが、中小企業様のサイズから行えるようになっていきます。そういった意味では、インターネット利用者数は増えなくても、利用度の高まりは強くなっていくと考えています。
またブログの活用法に関しても、これまではただ単に個人にとって情報の発信が簡単であるという点に特化していましたが、今後は企業のIR情報やプレス、新商品の発表といった形で利用されていくのではないかと思っています。
●IR活動についてお聞かせ下さい。
上場してからは国内にて機関投資家向けのIR活動を中心に行ってきました。今後は、個人の方々に理解を高めていただくため、まず証券会社などに出向き、証券会社の営業の方々に企業説明を行っていきたいと思います。また今回は初めての海外IRということでロンドンに行ってきましたが、今後は外資へのIRも強化していきたいと考えています。
●最後に株主、投資家の方々へのメッセージをお願い致します。
まだまだアーリーステージの会社ですので、中長期のファンとして見守ってくれるような方に株主になっていただきたいと思っています。