●御社の概要についてお聞かせください。
一言で言えば、インターネットビジネスの事業育成会社ということになります。創業から9年ほど経過しましたが、これまでに累計30ほどのビジネスを発案し、サイトを創り、リリース、育成してまいりました。いくつかの会社は弊社のグループ内に残り、いくつかの会社は結果として大手企業に売却いたしました。株式会社ミクシィのようにIPOしたケースもあります。
そのような事業育成に加え、もう一つ大きな柱になっているのは、いわゆるベンチャーキャピタル事業で、現在はファンドの運用を行っております。
総合的なグループの形態としましては、純粋持株会社として「株式会社ネットエイジグループ」、その下にインターネット関連事業会社「株式会社ネットエイジ」、ファイナンス・インキュベーション事業会社「ネットエイジキャピタルパートナーズ株式会社」の3社を「コア3」と呼んでおり、さらにその下に子会社、関連会社を傘下に置くという形を形成しております。
●インターネット関連事業について詳しくお聞かせください。
ネットエイジ自身やネットエイジのグループ会社でインターネット関連の事業を保有しております。その中でも大きな柱となっているのが、「KLASS」という事業になります。KLASSを簡単に表現すると、携帯電話の勝手サイトを無数に束ね、ネットワーク化し、そこに広告を挿入していくというビジネスモデルです。システム的には広告のプラットフォームなのですが、社内ではメディアを集めてくる部隊と、広告を出稿してくれる広告主様を探す部隊とに分かれております。
■1つ以上“上の”モバイル広告ソリューション【KLASS(モバイル広告/携帯広告)】
またKLASSのようなインターネット関連事業の多くは社内の自主企画により生まれます。なるべくユニークで、オリジナリティの高いものを優先的に選んではおりますが、場合によっては、既に市場にあるものを改善していく場合もあります。
それとインターネット関連事業にはKLASSのような広告関連事業の他に、WEB2.0系のビジネスも持っております。こちらは「TAGGY」や「ティラ」のようなサービスを提供しております。
■タグでつながるマルチメディア型CGMポータル“TAGGY”
■ティラ
●次に、ファイナンス・インキュベーション事業の特徴をお聞かせください。
ファイナンスとインキュベーションの2つを組み合わせておりますが、両者は独立した事業になっております。前者はいわゆるベンチャーキャピタル業ですが、インターネットビジネスのアーリーステージにフォーカスしております。ネットエイジとしてのこれまでの経験を活かし、マネジメントレベルも含めサポートすることが多くなっています。ちなみに2004年秋以降はファンドをいくつか組成しておりますので、その後は全てファンドを通しての出資という形になっています。
またインキュベーション事業については、インキュベーションオフィスの賃貸やPR・IR代行、採用支援、バックオフィス支援、経営管理コンサルティングなど、ベンチャー企業のサポートを目的とした事業になっております。
●グループのシナジーについてお聞かせください。
顧客の共有、ノウハウの共有、トラフィックの共有などになります。特に会社を設立してすぐは、無駄な支出も生まれますので、その辺りを少しでも削減するよう、情報や技術を共有しております。
●海外事業についてお聞かせください。
海外事業は、日本に入ってくるものと、日本から出て行くものがございます。インターネット関連事業で言えば、ティラを運営する「株式会社タイルファイル」というオーストラリアの会社とのジョイントベンチャーやブログのコメント一括管理サービスを行う「ココメント」というスイスの会社とのジョイントベンチャーになります。ファイナンス・インキュベーション事業で言えば、北京と上海に拠点を作り、中国専門のファンドを運用する予定です。