●信太代表取締役のご経歴についてお聞かせください。
大学2年生の時にリクルートに入社し、「ケイコとマナブ」の飛び込み営業、テレマーケティングを朝から晩まで行いました。学校へも行かず(笑)、予算が毎月あったので死に物狂いで頑張っていました。そしてそのままリクルートへ入社し、求人広告を担当しました。当時の「リクルートブック」、今で言う「リクナビ」や「とらばーゆ」などの広告営業を担当しました。
その後、30歳までに起業したいという想いがあったので、経営を勉強したいと、経営コンサルティングの会社に転職しました。そこでコンサルティングを勉強して、たまたまのご縁で靴メーカーのホーキンスへ入社しました。そこで生産管理の勉強をさせていただき、その後、ABCマートという小売店のチェーンオペレーションを経験しました。そして、ホーキンスという生産からABCマートという販売まで一貫して行いましょうという提案を行い、最終的にはABCマートの責任者として、月に3、4店舗の出店を行うプロジェクトを担当しました。
その後、最初にお話しました地域活性化コンサルティングの事業を始めました。その事業を選んだ理由は、経営コンサルをしている時に多くの卸業を営む社長にお会いし、改めて地方の企業は疲弊していると感じたためです。自分自身も田舎の出身なので、マーケティングの知識を使い、何とかできないかと考えました。1998年当時は通産省の管轄で「中心市街地活性下法」という法律ができ、今後は街づくりを点ではなく、面でという流れになりました。そこでマーケティングの概念を取り入れ、ムーブメントを起こそうと思ったのですが、大変でした。
●次に経営理念についてお聞かせください。
真ん中に「お客様第一主義」という経営理念を掲げています。お客様第一主義という会社はいくらでもあると思いますが、それだけではしっくりこない。当社は業態を変化させてきましたが、常にお客様のニーズに沿って展開してきました。シーズ発想ではなく、ニーズ発想で会社を運営してきました。とにかくお客様の気持ち、お客様のパフォーマンスを最大化するための会社ということを忘れてはいけないと思っています。そういったことから「真ん中に」という言葉を付け加えております。
またそういった理念を社内に浸透させるためにも、社員評価指標に売上は使いません。指標には粗利を用いています。この粗利がお客様に感じていただいた付加価値で、お客様の費用対効果が良くなければ、粗利はいただけないということです。
また当社ではCS(顧客満足度)調査を定期的に行っています。お客様に依頼して、30項目ほどあるアンケートにお答えいただいております。「営業とコンサルティングで提案の内容が異なっていないか」、「プレゼンテーションの品質はどうですか」といった質問にお答えいただいております。そういった調査も社員の評価指標になっております。
●社員の管理についてお聞かせください。
人員については、過去、年間2倍ほどのペースで増えてきましたが、これからは一人当たりの生産性を高める意識を持ちたいと思います。経営として、一人当たりの売上や利益という数字を意識していくことになります。
教育についてはOJTが多いのですが、半年に一回海外に研修に行ったり、社外から様々な方をお招きしています。また人事制度は私自身がリクルートにいたということもあり、リクルートでやっていたことは全て行い、それ以上の教育をしていきたいと思っています。
また当社のようなブティック型のコンサルティングファームは、社員のモチベーションで生産性が大きく変わるので、様々な刺激は必要だと感じています。知的欲求、好奇心をくすぐるようなメニューを用意していかなければなりません。グーグルやヤフー本社への訪問やボランティア休暇なども行っています。