●御社は非常に高収益なビジネスモデルであることも知られていますが、その内容についてお聞かせください。
「一休.com」は高級ホテル、旅館に特化した宿泊予約サイトになっています。主なクライアントは、ニューオータニ、オークラ、帝国ホテルの国内御三家やウェスティン、フォーシーズンといった外資系ホテルになります。多くの宿泊予約サイトが一泊7,000円〜8,000円の部屋を中心に紹介しているのに対し、一休.comでは平均で、一泊約23,000円の部屋を取り扱っています。
また一休.comの強みとしては、利用者、宿泊施設、一休の三者がWin-Win-Winの関係を作れることにあります。
利用者には高級ホテルを多様なプランで、しかも比較的低料金で利用できるというメリットがあります。また24時間いつでもPC、携帯から予約を取ることができます。加えて、一休.comというサイトが高級ホテルの宿泊サイトとして認知されていることからも、安心感を持ってご利用いただいております。
また当社のクライアントであるホテルに対しては、高級ブランドイメージを保ちつつPRできることが非常に大きなメリットです。さらに大手旅行代理店のコミッションが16%-20%に対し、一休.comはほぼ半分程度の手数料でサービスを提供しております。さらに、急な空き室を掲載したり、料金を変更するなど、サイト上で柔軟な対応が取れることも利点です。
●何故そのような高級ホテル、旅館のお部屋を仕入れることができるのでしょうか?
やはり最大の理由は、一休.comは高級ホテル、旅館のみが集まっているサイトであるというブランドができているからです。そして、これまでに当社のスタッフと共に足を使って営業してきたことも重要な要素だと思われます。朝一の飛行機で北海道へ飛び、日帰りで帰ってくるといった営業をしてきました。足を運び、情熱を持ってホテルに営業してきたことが、今の一休.comを作ってきたと思います。これは全ての営業の世界で言われることですが、靴の底の磨り減る量に営業の成果は比例するということです。
●次に一休.comレストランについてお聞かせください。
まず「一休.comレストラン」というサイトは、即日予約ができることが特徴です。これまで多くのネット企業が手がけてきた飲食店の広告モデルとは異なり、コミッション型の収益モデルになっています。2006年6月にスタートして約8ヶ月経ちましたが、日本を代表するようなレストランにご参加いただいております。
一休.comレストランについては、特別大きな収益の柱になるかは分かりませんが、ホテルに泊まる方が利便性の高いサービスとしてご利用いただけると良いかと思います。またこのサービスを提供し始めてから、利用者のサイトの滞在時間は顕著に増加しています。
今後の展開としては、読み物系のコンテンツを増やしていきたいと思っています。収益モデルとしては、当初は費用がかさむと思われますが、将来的には広告収入で成り立たせる予定です。今年の4月2日にリリース予定の読み物で、作家の渡辺淳一さんに日本を代表する名旅館や老舗の料理屋の方、タイムリーな女優さんと対談していただくことになっております。第一回のゲストは糸井重里さんの奥様の樋口可南子さんを予定しています。
このような読み物系を一休.comレストランで提供する意味合いというのは、一休.comというブランドはワンランク上の情報を提供する必要があるからです。これが一休.comの生き残る道だと考えています。