●直近の財務ハイライトと上場時に集められた資金の使い道について教えてください。
2005年3月期の売上は14.6億円で前期比140%でした。これはこれで当社の成長力を示せたかと思います。また2005年度は、当社においてビジネスプロデュース元年でもあり、売上の40%をビジネスプロデュースによって占めることが出来ました。ビジネスプロデュースが事業の柱として立証できた年でもあったと思っています。
加えて、今期は売上予想が17.5億円で、コンテンツプロデュース、ビジネスプロデュースのシェアが半々になる予定です。それなりに現在見えている数字を積み上げて作った予想ですので、17.5億円という数字は保守的に見ているつもりです。
また上場時に集めた資金に関してですが、今の段階では人材採用・教育と自社プロモーションに注力していこうと思っています。もちろん、M&Aも必要とあらば行っていきます。今後数ヶ月で、人材投資やM&A、プロモーションの方向性をより具体的に固めたいと思っています。
●今期の売上に関して、ビジネスプロデュースの割合が増えていくのはどういった理由ですか?
一回に動く金額が大きいのがビジネスプロデュースの特長です。コンテンツプロデュースは消費者に対するプロフィットシェアであり、ビジネスプロデュースは企業間の利益です。当然一回あたりの金額も大きくなり、今後比率を上げ注力していこうと思っています。
●また財務の中で意識されているのはどういった部分でしょうか?

最も意識している指標の一つは”1株利益”です。まずは売上を拡大していき、それに対し利益額を大きくする。株数が増えなければ、当然1株利益はあがります。株主重視の経営という意味でも、また経営指標としても、1株利益にはこだわっていきたいと思います。ただし、当然1株利益が全ての指標ではなく、売上や利益の成長も意識していかないといけないと考えています。
●業績拡大、成長という部分についてはどうお考えですか?
当然1桁上げて、最低でも近い将来売上100億円という数字は作っていかなければいけないと思っています。株主、従業員一体となって努力し、上方修正していければと思います。
また売上拡大のための課題は、一にも二にも当社自身のプロモーションです。セールスプロデュースという事業の認知度が今までほとんど無く、紹介でしかやっていなかったので、まずこのキーワードを明確にする事です。経営・事業ベースでプロフィットシェアを組み、ビジネスプロデュースを仕掛けていければと思っています。
●この度上場するにあたって名証セントレックスとKOBE証券を選ばれた理由は?
まずブランドは関係ないということです。証券会社だけでなく、当社のスタッフでもそうなのですが、手を上げる人が優先ということです。他の取引所や証券会社も選択肢として当然ありましたが、スピードという点とやる気という点で、2社にお願いしました。
●セールスプロデュースの将来像について教えてください。
当社はメディアを持っていません。商品も持っていません。売り物を持っていないのが当社の強みです。メディア持った瞬間に売らなければならないものが発生してしまいますし、そういった考え方はセールスプロデュースとは合いません。売るものが無いことにはこだわる必要はあると思っています。
またプロデュースというと、どうしても短期的なイメージがありますが、当社のセールスプロデュースは、定期的にまた安定的な収入を得ていくというモデルです。あくまでセールスプロデュース、企業の売上利益を上げることが目的ですので、クライアントが儲かるほど、当社の利益となります。我々は、セールスプロデュースを用いて、永続的にクライアントに利益が落ちるようなスキームにしていこうと思っています。
●今後の人員体制についてはいかがですか?
当社の場合、設備投資がありませんので、従業員のクオリティを徹底的に上げていくつもりです。一つは中途採用、場合によっては外注のブレインを使っていきます。もう一つは、新卒を毎年5名ほど採用して、徹底的にノウハウを詰め込んでいきたいです。正直、中途半端に営業経験があるよりも、まっさらな状態の方が、半年か一年で伸びるケースが多くあります。当社はモノを売るビジネスではないので、逆に営業経験があっても、それが無駄になることがあったり、クリエーター出身だと、ビジネスではなく、モノづくりから入ってしまうケースもあります。そういった意味では、新卒か異業種からのコンバートかの2つに分かれると思っています。
●上場してからこれまでの株価についてどう思われますか?
もう少し評価いただけるように頑張ります(笑)。PERも将来の利益を想定すれば、まだまだ評価していただくチャンスはあるはずです。まずは当社の事業内容や将来性をしっかり理解して頂けるよう努力していきます。
●最後に株主の方にメッセージをお願いします。
学生時代にバンドをやっていた頃、IGGYPOPという歌手が好きだったのですが、彼の曲に『SearchandDestroy』という曲があります。過激のように聞こえますが、基本的にはこの姿勢続けていくつもりです。既存のものを壊して、新しいものを作っていく。この気持ちを忘れずに、五年後には売上100億円を目指して、頑張っていきたいと思います。