● これまでと比べてクライアントのニーズは変わってきているのでしょうか?
クライアントニーズは随分と変わってきております。特に大手企業は日本版SOX法の施行を目前に控え、以前にも増してリスク管理に敏感になっております。そのため今までそこまで引きが強くなかった業種の企業からも客観的な判断基準として興味を持って頂けるようになりました。
格付けを利用した与信管理規定の見直しや、内部統制などに企業も敏感になってまいりましたので、そういった要望に応えるためにも内容に精通した社員や経験値の多い社員を集約させて新たにチームを編成しております。
当社はコンサルティングにおいても業界では実績もだいぶ積んでまいりました。帝国データバンクや東京商工リサーチは調査やデータマイニングのプロであり、内容も充実しており素晴らしいと思います。ただ実際に現場で、与信管理を経験したことのない方たちもいらっしゃるので、その点当社ではクライアントが実際にどういった与信管理を行っているのかといったところまでじっくりと入り込み、現場で取り組んできた経験があるので、この分野においては我々のほうが先駆者だと思っております。
● 今後はコンサルティングへの比重も高くなってくるのでしょうか?
基本は既存のASPを使って頂くために、付加価値としてコンサルティングを行っているということであって、あくまでもASPが基幹です。やはりシステマチックに売上を立てていくというのが当社のビジネスモデルの良い点だと思っております。
仮にコンサルティングの売上がASPを逆転してしまう状況になると、人に依存したビジネスモデルになります。当然採用や人材教育は当社にとって重要なことではありますが、コンサルティングでは人に依存しすぎるのでそのようなビジネスモデルは当社が目指す方向ではないと思っております。
当社はあくまでも低コスト構造の維持というものを大切にしております。ASPに落とし込んで、効率的にシステムで稼ぐ。人はそれをフォローアップするために存在するというイメージです。そういったビジネスモデルにしておかなければ人員ばかりが増えて、売上が伸びても利益が出ない、といった結果になりかねないと思っております。
● 2006年はかなり業務提携をされておりますが、今後も継続して積極的に提携などは検討されるのでしょうか?
決して数を多く行えばいいというわけではないのですが、たくさん検討しなければ成功する可能性というのもなかなか出てきません。来期もチャンスがあればいろいろと進めていきたいと考えております。ただし、なんでも良いということではなく、当社にとってのメリットデメリットを十分に考えて検討したいと思っております。そのため実際にはお断りしている案件も多いのです。
● 10年後,、20年後のリスクモンスターの目指す未来はどのようにお考えでしょうか?
やはりリスクマネジメントの分野を代表するような企業になっていたいと思います。リスクマネジメントといえばリスモンとなりたい。そのためにはサービスベンダーとして売上100億円の突破というのが一つのベンチマークだと思っておりますので、これから10年、20年といったスパンで着実に達成していきたいと思っております。
● 今後のIRへの対応についてお聞かせ下さい。
今回の株主総会では株価と配当政策についてなんとかして欲しいという意見もあり、当社としては、業績の拡大や新しい事業の展開など、これまで以上にがんばらなければならないと気持ちを新たに致しました。
当社では個人投資家向けの説明会を行ったことはないのですが、そろそろ当社についてしっかりと説明をしなければいけない時期かと思っております。当社のサービスは個人の方には分かりにくい商材を扱っておりますので、ご理解頂くには時間がかかりますが、そこを避けているといつまでたっても個人投資家には認知されず、人気のない銘柄になってしまうので、来期は個人投資家向けの活動にも挑戦していこうと考えております。
● 最後に株主、投資家の方々にメッセージをお願い致します。
当社は単年度の業績でみたら決して派手な上昇ではありませんが、売上も利益も確実に上昇していくということをこれからも着実に行ってまいります。ストック型モデルの典型だと思っております。3年、4年前にくらべると売上や利益は倍以上になっておりますので、是非長い目で見て、これからも応援して頂きたいと思っております。