●御社の沿革と概要についてお聞かせください。
1994年に、アルファグループ株式会社の前身となる株式会社プラスアルファ(以下、プラスアルファ)を設立しました。当時は、学生向けのプロモーション、マーケティングを主軸に事業を展開しておりました。
当社が飛躍的に成長する要因となったのが、それから2年後の1996年、モバイル事業の開始です。当時、既に携帯電話市場は飽和状態だと言われていましたが、反して更にマーケットは膨らみ、その軌道に乗ることで当社も急拡大することができました。そしてモバイル事業から店舗販売スタッフの派遣など周辺ニーズから人材事業、法人携帯の橋頭堡としてオフィスサプライ事業、オフィスサプライ事業から2次商材の提供を目的にIT事業へと事業展開してまいりました。
そして2004年にJASDAQへ上場しました。インターネットバブル期から上場は考えており、バブルがはじけたときは不安もありましたが、当社のビジネスモデルは安定的に収益が形成されるモデルなので、最終的に上場することができました。
●御社の事業内容についてお聞かせください。
顧客基盤と販売代理店ネットワークという事業のベースを共有しながら、モバイル事業、オフィスサプライ事業、人材事業、そしてIT事業の4事業を展開しております。
まずモバイル事業につきましては「卸+コンサル」、「狭小立地での併売店ネットワーク」、そして関東圏に特化した「一都三県へのドミナント展開」の3点を特徴としております。
一般的な大手携帯販売会社の1次代理店は、卸のみで、店舗開拓、販売フォロー等のコンサル業務は行っておりません。しかしながら当社は、店舗のオーナーと一緒にPLを作り、ゴールを共有しながら販売を行っていくというコンサルテーションも併せて行っております。次に併売店ネットワークですが、併売店の良さは、(1)お客様がキャリアを選べる、(2)安さ、(3)投資回収が早い、の3点です。現在では一部のキャリアについて、キャリアショップでも0円販売をしているので、(2)に関する競争力は以前と比べて低くなりましたが、(1)、(3)の長所は変わっていません。またドミナント展開に関しては、首都圏の併売店でのシェアは、当社がダントツのNo.1になっています。
次にオフィスサプライ事業では、コクヨ様のカウネットというオフィス文具通販を主力商材として販売しております。こちらの特徴はカウネットで獲得した累計100万、稼動44万事業所の顧客基盤があげられます。カウネットに関する顧客数は、同事業代理店の中で当社が最も多くなっております。
カウネットに関しては主にコールセンターを使った営業展開をしております。当初は、コールセンターやDM、FAX、訪問販売などを組み合わせ、検討しておりましたが、暗中模索の結果、最も効率の良かったコールセンターに資金を投じ、事業戦略の柱になりました。このコールセンターを使った営業展開で北海道から九州まで法人顧客を一気に開拓してまいりました。
次に人材事業についてですが、軽作業アルバイトを扱っているプラスアルファは、グッドウィル様、フルキャスト様の2大大手に次ぐグループに位置付けられております。創業期から行っているプロモーション、イベント関係の運営ノウハウが強みとなっております。また、技術者派遣、営業派遣は昨今とてもニーズが高く、順調に伸びております。
最後にIT事業は、独自商材を開発・販売している点が特徴になっております。当社事業は代理店網による販売を中心に拡大してきており、販売力に関してはある程度ご理解頂けるかと思いますが、実は開発力に関してもかなり自信があります。開発はJV(ジョイントベンチャー)で設立したアルファソリューションズが行っておりますが、1年目から数億円規模のシステム開発の実績があり、その技術をベースに中小企業向けに高品質、低価格のソフトウェアを提供しております。
●御社の「セールスソーシング事業」についてお聞かせください。
セールスソーシングという言葉は「セールス」と「ソーシング」の言葉を合体させた独自の造語です。一般的にセールスのアウトソーシングというと、営業マンの派遣、営業代行のイメージではないでしょうか?また、販売代理店も一種のアウトソーシングと言えるかもしれません。当社は既存の括りで言うと携帯、カウネットという商材の販売代理店ですが、改めて我々の取り組みを振返った時に、一般的な販売代理店とは違った特徴があることに気づきました。そして、その特徴はこれからの当社の事業戦略に欠かせないモノであり、それを端的に示す事業名としてセールスソーシング事業と定義しました。
まずセールスソーシングの特徴の1つとしましては、IT業界でいうBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)に近いアプローチだということです。販売代理店の場合は商材を販売する場合、FAX営業か、対面営業か、または広告を出すのかと、その商材の販売手法を検討しますが、当社の場合は、販売手法だけではなく、顧客と一緒に営業に関わるビジネスプロセス全般を一から構築し、その運営を行います。
オフィスサプライ事業がまさにこの一例で、当社はカウネットの1次代理店として、営業手法の開発、代理店網の構築・管理、契約顧客の稼働率を向上させるためのアプローチ方法などをカウネット様と一緒に作り上げ、当該業務の運営を行っております。
次に、セールスソーシングの2つ目の特徴はビジネスインフラのプラットフォーム化です。当社はモバイル事業やオフィスサプライ事業で培った顧客基盤、販売網、ビジネスノウハウ、収益基盤などのビジネスインフラを、定型化、システム化することにより様々な商材に適した営業体制を構築できるプラットフォームとして整備を行っております。
このようなコンセプトをもとにセールスソーシング事業は成り立っており、現在は、代理店事業からセールスソーシング事業への転換を目指して頑張っている最中というところです。