●吉岡会長のご経歴をお聞かせ下さい。
私が通っていた大学の先輩たちが学生起業家として活躍していたことに刺激を受け、大学3年生の時に会社を始めました。当初は語学学校から始め、アジアを中心に展開するつもりでした。しかし事業は簡単なものではなく、改めて日本からしっかりした形を作っていかなければいけないと考えるようになりました。
大学卒業後、当社社長の上(うえ)とプラスアルファという会社を設立いたしました。最初は、学生向けのプロモーション事業を行っていましたが、その後携帯電話の販売事業を開始し、現在の業態になっております。
●代表取締役2名体制の意味をお聞かせください。
会社にとって最も大切な両輪は収益と人であると考えています。またスピードもベンチャー企業にとっては最大の武器となります。当社では、私が収益(事業)、社長の上が人(マネジメント)を担当することによって、両輪を全速力で回すことができるようにこの体制をとっております。
●経営理念をお聞かせください。
当社の経営理念は「全従業員の可能性、創造性、そして人間性の向上を追求し、一人でも多く一社でも多くのご縁、ならびに企業の発展と繁栄を通じて、世の中に良きことを為すという地球人としての使命を全うする」となっています。
従業員の平均年齢は20代後半と比較的若いと思いますが、違和感なく受け入れてくれているみたいです。
●次に、御社の人材戦略についてお聞かせください。
やはりビジネスモデルだけでは他社と差がつくものではないので、当社のようなベンチャー企業は若く優秀な人材を自社で育て上げて、優位性を確立したいと考えております。
採用や教育については社長直轄の人事戦略室を設けてとても力を入れております。前期から当社では、「学習する組織」というコンセプトで、上が薦める書籍やDVDの貸し出しを行ったり、コミュニケーション講座などの講義を上自身が行ったりと従業員が学ぶ機会を多く設けています。また、経営幹部層から新入社員に至るまで、階層別に研修を導入し、細かいスキルの習得ではなくチームビルディングや個人のキャリアビジョンを意識させ、組織で働く上で必要な考え方を学べるような研修を中心に行っています。
●重要視されている経営指標についてお聞かせください。
各事業においては売上高営業利益率です、事業の強さを表しますから。経営においてはROI(リターンオンインベストメント:投資収益率)を重要視しております。ROE(リターンオンエクイティ:株主資本利益率)ももちろん大切な指標と考えておりますが、当社の主力事業であるモバイル、オフィスサプライのマーケットはある程度成熟してきておりますので、この主力事業2つにおいてROIを重視した経営で利益を創出し、新規事業であるIT事業へ投資、成長に繋げるという形で取組んでおります。