●御社の経営理念についてお聞かせ下さい。
経営理念につながる想いとして、社会・ユーザー/顧客・社員、この3つにとって「良い会社」を作ろうという想いから創業しました。この「良い会社」作りに対する情熱というのは今でも変わっていません。
そして、現在7Sを経営理念に掲げています。
| (1) |
Speed |
あらゆる行動を、いつもMAXスピードで。 |
| (2) |
Spirit |
熱い思いが人を動かす。 |
| (3) |
Satisfaction |
顧客、社員の満足を最大の喜びとする。 |
| (4) |
Sincerity |
誠実さこそが全ての基本。 |
| (5) |
Simple |
やるべきことをあたりまえにやる。 |
| (6) |
Surprise |
いつも世の中に驚きを与える。 |
| (7) |
Stability |
堅実性、安定性があってはじめて全てが成り立つ。 |
これは、実は創業から3年ほど経ってから掲げました。上場を次第に意識するようになったときに、自分の考えや会社としての方向性をしっかりと形にしなければ、社員についてきてもらえませんし、また会社の基盤も安定しないことに気づきました。
そのために今まで自分たちがやってきたことをそのままずばり落とし込んだのがこの7Sです。創業当時からこの言葉があったのかと聞かれれば、「ノー」ですが、想いがあったのかと聞かれれば「イエス」です。
また経営理念の7Sをただ飾るだけではなく、実践することが大事だと思っています。そのためには社員1人1人が覚えなければいけないわけですが、これを楽しんで覚える仕組みや工夫を常に心がけています。たまに私も、社員から「顧客・社員の満足を最大とするのではないのですか、社長?」と言われることがあります。その際には「そうだね、じゃあ7Sに従おうか」と答えています。
こういった意見を社員が私に持ってくる、社員間でもこの言葉を自然と持ち出しているのを見るのが、理念が浸透され、実践されていると感じる瞬間です。
●2008年3月期中間決算の財務ハイライトについてお聞かせ下さい。
当中間期の業績ですが、モバイル連動広告配信を主力としたモバイル広告事業が順調に収益を拡大し、売上高1,913百万円(前期同期比15.7%増)、中間当期純利益は92百万円(同83.3%増)となりました。モバイル事業は売上高950百万円(同25.1%増)、人材事業(10月1日よりベインキャリージャパン)は売上高962百万円(同7.7%増)となりました。
売上高、営業利益、経常利益ともにほぼ計画値どおりに着地しました。その点に関しては会社としても非常に経営陣および従業員の頑張りを評価しており、堅実な企業だということがアピールできる結果だと思っています。全体的にはやはりモバイル広告事業の伸びが売上を牽引した事が大きいと思います。
●モバイル事業における御社の強みについてお聞かせ下さい。
当社の強みは女性のユーザーをたくさん抱えているということです。モバイルのトラフィックでネットワーク全体のユーザー層を分けると女性7割、男性3割となっております。トラフィックにおいては、他社と比べて圧倒的なターゲットボリュームがあるところも強みにつながっています。
現在テストマーケティング中のモバイルコマースにおいてはほぼ9割以上が女性の購入となります。当社の電子コミックサイト「寝る前にコミック」もそうですが、女性のユーザーが多いということは当社の持っている強みを事業に活かしやすく、シナジー効果が非常に高いと考えています。
実際に既存のモバイル広告事業は予想通り、あるいは予想以上の結果が出てきていますし、事実、モバイル広告事業は順調に拡大しています。今後さらに売上を伸ばす為にも今後は自社メディアの確立が重要であると認識しています。そのため新規事業の投入に力を注ぎ、現在進めている事業が次の収益の柱として成長する事を期待しています。
自社メディアは、売上原価を抑えられ粗利が高くなりますので、粗利率も改善され、結果的に営業利益が上がります。そのためにも今後はより一層、自社媒体を強化していくつもりです。