●御社の事業内容についてお聞かせ下さい。
当社はアパレルを始めとしたファッションブランド商品、生活雑貨、コスメ商品を中心とした通信販売とファッション通販雑誌の発行を主とした小売事業、並びにバッグ、生活雑貨、コスメ商品を中心とした卸売事業を展開しております。
小売事業としては、『Look!s』、『大人Look!s』、インターネットショッピングサイト『Stylife』、『nuan+』、『CHU:SE』、モバイルショッピングサイト『スタイライフ☆Look!s』の自社メディアによるファッション関連アイテムの通信販売がメインとなっております。
また子会社であるノーマディック株式会社によるバッグなどの生活雑貨、株式会社カサデロミカのコスメ商品の通信販売も併せて展開しております。
卸売事業としては、ノーマディック株式会社が全国の大型専門店や百貨店などへのバッグ、生活雑貨の卸売がメインとなっております。
その他、株式会社カサデロミカのコスメ商品の委託販売、及び当社における在庫商品のアウトレット店舗での委託を行っております。
●岩本社長のご経歴と御社の沿革についてお聞かせ下さい。
大学を卒業後、総合商社のニチメン株式会社(現:双日株式会社)に入社いたしました。入社以来、エアコンやステレオなど自動車向け電子部品の輸出営業を担当し、1987年から1992年までアメリカに駐在しておりました。
帰国後の入社10年目に新規事業を行いたいと、社長に直訴をして発足した事業がスタイライフ株式会社の礎です。企業内起業として、スタイライフの前身であるニチメンメディア株式会社を1997年に設立、2000年に同社のインターネット事業部門の分離独立化にて、スタイライフ株式会社を設立いたしました。
●eコマース事業でファッションを扱っているのはなぜでしょうか。
私がこのビジネスモデルを考えたのは、アメリカでアマゾンができ、eコマースという言葉が日本に入ってきた時でした。アメリカから帰国後も海外の状況をチェックし、新規事業の機会を伺っているなか、アマゾンのインターネットビジネスを見た私は、eコマースの波が日本にも訪れると確信いたしました。
しかしながら当時、日本でのインターネット環境はまだまだ整備されておらず、普及率が5%、そして使用時間で課金される従量課金という状況で、大手企業がeコマースを始めていたものの、開店休業状態でした。
eコマースは時期尚早と、既存でできるメディアの検討を重ねた結果、最も親和性が高かったものがファッション雑誌だったのです。
eコマースといっても基本は通信販売ですので、雑誌に掲載された商品は全て購入できることにし、物流センターの設置など通販のインフラ作りからはじめました。
eコマースの中でもファッションを扱った理由は、日本の女性のファッションに対する意識の高さからです。メディアの収入源は情報提供を行う事ですので、より多くの方に、より高い価値を見出してもらえる情報が必要となります。
日本では多種多様なファッションが存在しますが、特に女性はファッション雑誌を毎月講読するなど、ファッション情報に支出をする傾向が強いため、女性向けのファッションを扱うことにしました。
またeコマースで扱われる商材において商品価格を比較されず、価格競争を受けにくい商品がブランド品ですので、アパレルでも特にファッションブランド品を扱っております。