●8月11日に発表された、株式会社ハイマックスの子会社化についてお聞かせ下さい。
株式会社ハイマックスは、豆腐屋から豆乳を仕入れ、それを化粧品に加工して販売している通販会社になります。
M&Aの流れとしては8億8,000万円で買収し、のれん代として約2億円計上する予定です。
M&Aに関する資金は銀行借入にて対応いたました。
M&Aを行った一番の狙いとしては化粧品通販会社のノウハウを吸収する事による、化粧品事業の確立です。化粧品事業として、昨年6月に子会社化を行った同じく基礎化粧品の通販を事業展開しているカサデロミカがございますが、同社商品の認知度の向上や販路の拡大などに向けた投資が先行しており、収益化には至っておりませんでした。
原因はサンプルを希望されるお客様に対する顧客フォローなどのカウンセリング営業の不足が挙げられます。実際にハイマックスでは30人ほどのカウンセリング営業を行っている部隊がありまして、2〜3週間で商品知識を得、そこから実際に販売に携わり、1人につき1,000人くらいのお客様に対応しております。
基礎化粧品を扱う大手企業も行っている、そのような化粧品におけるカウンセリング営業のノウハウを吸収することで、さらなる顧客獲得による化粧品事業の収益化を見込んでおります。
二番目に、ビューティ系ショッピングサイト「Stylife beauty」とハイマックスのシナジー効果を高め、同サイトを化粧品事業の中核ショッピングサイトとしての育成を促進することです。豆乳石鹸という顧客層が幅広いハイマックスの商品サービスを通じ、当社の既存のお客様にとって関心の高い、美しくなるためのビューティ商品のラインアップを、大幅に拡充することが可能です。
また現在、ハイマックスが保有している20代〜60代という幅広い顧客データを基に新たなお客様へのアプローチも拡大していけるものと考えております。
●今後の事業の見通しをお聞かせ下さい。
まず当社グループ全体の今期業績として売上高7,660百万円、営業利益305百万円、経常利益317百万円、そして当期純利益169百万円を予想しております。売上高に関して昨年の59億円から今年は76億円の予想と、いよいよ100億円を達成できる射程距離に入ってまいりました。
当社グループ取り巻くeコマース市場は、急速に拡大しており、今後もその勢いは継続するものと見ております。
EC化率は30%から40%まで伸びるといわれていますが、経済産業省の調査によりますと衣料・アクセサリー市場におけるEC化率は0.45%と、まだ1%にも達していない状況です。
PCからさらにモバイルへの波及によってeコマース率は一気に加速していくと考えております。
また、世界有数の消費大国に成長している中国での展開を進めております。
弊社では中国での大手ポータルサイト『新浪網(SINA)』と提携いたしておりますが、SINAは、2億8,000万人を超える会員数を誇っています。弊社は新浪網のショッピングサイトのメインカテゴリーの一つとなる「日本館」という日本のファッションブランドの商品を提供するECサイトを運営しております。
現状の事業規模はまだ小さいですが、これは、現在の中国ではeコマースに対する信頼、安心という信用度があまり高くないということが要因となっています。日本においてもeコマース黎明期には同様の動きでした。日本ファッションに対する関心は非常に高く、リアル店舗では、数百億円の売上げをあげている企業もあります。弊社は早期に中国におけるeコマース基盤を確立し、日本のアパレルメーカー様から中国進出する際にネットはスタイライフと言っていただける存在を目指したいと考えています。
●最後に、株主・投資家の皆様へメッセージをお願いいたします。
いつもスタイライフにご支援、ご興味を持って下さいまして、誠にありがとうございます。
当社は経営理念に株主様の満足を掲げており、株主の皆様への利益還元は経営の最重要課題の一つであると考えております。
配当につきましては、安定的に継続して実施することを基本方針としておりますが、この度、連結配当性向30%を目処とすることも明確にしました。
これを受けて、先日、今期(2009年3月期)の配当予想を増配修正させていただきました。具体的には、中間、期末、それぞれ1株当たり500円増配し、年間2,500円(前回予想1,500円)とさせていただきました。
また、株主優待制度も導入させていただいております。
これからも株主の皆様への還元をより一層充実させていきたいと思っておりますので、何卒宜しくお願いいたします。