2. ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析
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2.1 株式投資の分析手法
銘柄の選択や売買の判断には、主に「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」という2つの分析方法が使われます。どちらも株価の動きを予測するための分析手法です。ここではそれぞれの基本的な内容を見ていきます。
2.2 ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析では、企業業績や財務といった株価を動かす基本的な要因を分析します。ファンダメンタルズ分析により「株価が割安かどうか」、「今後利益を伸ばせるかどうか」などを判断することができます。各企業の主要な経営指標は、会社四季報に掲載されています。詳細な財務データを閲覧したい場合は、各企業のホームページやEDINETで閲覧できる、決算短信や有価証券報告書などを参考にします。
実際のファンダメンタルズ分析では、PERやROEなどの指標でスクリーニングをかけ、最終的にいくつかの企業を比較し意思決定を行います。ここでは、成長株と割安株の見分け方を解説します。
A.成長株の見分け方
- 売上高伸び率が高い(10%以上)
⇒ 企業の規模が拡大している。
- 経常利益伸び率が高い(10%以上)
⇒ 利益が伴った成長をしている。
- 利益率が高い(売上高経常利益率10%以上)
⇒ 他社にはマネできないビジネスモデルを保有。
⇒ 技術力が極めて高い。
- 成長業種である。(ネット・バイオなど)
⇒ 自然に売上が伸びていく。
B. 割安株の見分け方
- PERが低い(20倍以下)
⇒ 企業の実態が適切に株価に反映されている。
- PBRが低い(1倍以下)
⇒ これ以上は株価が下がりにくい、とされている。
- 自己資本比率が高い(40%以上)
⇒ 高いほど経営の安全性が高い。
⇒ 優良企業は間違いなく配当を行っている。
2.3 テクニカル分析
テクニカル分析は株価チャートをもとに分析を行い、売買のタイミングを判断するものです。テクニカル分析には数多くの分析方法があり、その中のいくつかを組み合わせて分析することになります。スクリーニングなどで良い銘柄を見つけても、タイミングを誤れば高い株価で買うことになってしまいます。チャートを使って良いタイミングで売買を行うことが、テクニカル分析の目的となります。
テクニカル分析を行うには、株価チャートやテクニカル指標を手に入れる必要がありますが、必要なデータはネット証券のサイトなどで簡単に手に入れられます。
テクニカル分析において非常に有名な、「グランビルの法則」を紹介したいと思います。永遠に上がり続ける株も下がり続ける株もなく、必ず反落したり反発したりします。「グランビルの法則」はこのことに着目した法則で、「株価は移動平均線に収束する力が働く」というものです。以下の期間の移動平均線に沿って、株価は推移します。
長期 … 13週移動平均線、26週移動平均線
短期 … 25日移動平均線、75日移動平均線
もちろん絶対ではありませんが、株式投資において非常に有力な法則です。
ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析を行うときに注意すべきことは、どちらか片方だけに頼らないようにすることです。株価の動きを100%正確に予測できる分析手法は、残念ながら存在しません。自分なりの基準で両方をうまく組み合わせて、なるべく正確な予測に近づけていくように努力しましょう。
3. 有望銘柄を見分ける〜ファンダメンタルズ分析〜へ
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