1. 決算書とは
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1.1 決算とは
企業が、一定期間の経営成績や財務状況をまとめるために行う一連の作業のことを「決算」といいます。最終的にはこの経営成績などが「損益計算書」、「貸借対照表」、「キャシュフロー計算書」といった「財務諸表」で表され、決算情報として決算短信という書式にまとめられます。財務諸表は単に「決算書」とも呼ばれます。
1.2 決算書の重要性
決算書は、株式投資をする上でとても大切な情報です。これが読めないと、企業がどれくらい儲けを出しているのかといった基本的なことが分からず、投資対象を選ぶことができません。
損益計算書を通して収益性を読み取ることができ、貸借対照表を通して財務基盤の安全性を確認できるなど、効率性や成長性などの投資判断を下すための情報が、決算書には詰まっています。それだけに株式投資において決算書は非常に重要な役割を果たしています。
1.3 決算発表のタイミング
決算書は、すべての企業で年に1回は必ず作るように定められています。上場企業の場合は、大きな決算は年2回(本決算と中間決算)ですが、現在は四半期決算というルールに変わり、大きな決算の間にもう2回加わり、3ヶ月ごとに決算書を作成しています。そして、上場企業はこの年4回の決算の発表を行わなければなりません。
本決算が3月の会社であれば中間決算は9月、本決算が12月であれば中間決算は6月になります。日本の企業の多くは、3月が本決算になっています。3月本決算の企業の年間スケジュールは以下のようになります。
- 6月30日付で第1四半期が終了 ⇒ 決算発表は7月〜8月
- 9月30日付で中間期が終了 ⇒ 決算発表は10月〜11月
- 12月31日付で第3四半期終了 ⇒ 決算発表は1月〜2月
- 3月31日付で一つの決算期間が終了 ⇒ 決算発表は4月〜5月
決算発表の時期になると、新聞やTVなどのメディアでは、連日企業の決算が話題になります。みなさんも「××企業の利益が前年比20%増益」などと書かれているのを、新聞や雑誌で読まれたことがあるはずです。また、決算発表は株式市場にも大きな影響を与えます。決算発表前後の月は、企業の決算の数字を織り込んで株価が動きますので、決算発表は要チェックです。
1.4 決算書の構成
決算書は大きく分けて3つの資料で作られています。
- 貸借対照表(BalanceSheet ; B/S)
- 損益計算書(Profit and Loss Statement ; P/L)
- キャシュフロー計算書(Cash Flow Statement ; CF)
なぜ3つから構成されているかというと、それぞれ違った視点から企業を分析しているからです。決算書は、企業を3つの視点から分析しているということを、しっかりと覚えておいてください。それぞれの具体的な内容については、次以降のセクションで確認していきましょう。
2. 貸借対照表とはへ
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