3. 株価が変動する理由
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3.1 株価が動く理由
株式は一定のボリューム(発行済み株式数)しか存在しないので、全ての投資家が望んだ条件で手に入れられるとは限りません。従って、購入したい人が増えれば株価は上がり、売りたい人が増えれば株価は下がることになります。株価は「需要と供給の世界である」ということです。
マクロ経済学を生み出した、20世紀最高の経済学者で、大投資家でもあるケインズは以下のようにいっています。
「株は美人投票である」
ケインズの意味するところは、「自分が美人だと思う女性より、他の人が美人だと思う女性に投票しろ」ということです。
また株式は頻繁に恋愛に置き換えられます。人気のある男性や女性が、ルックスや性格、勉強、仕事など、複数の項目で評価されるように、株式も業種や株価、財務、経営など、多数の項目を総合して判断されます。つまりルックスの良い男性・女性に人気が集まるように、財務状況の良い会社には人気が集まるというわけです。
結果として、人気のある男女にアプローチするのが大変なように、人気のある株式を購入することも、また難しくなっています。
3.2 外部要因で株価は動く
株価は金利や景気、為替、天候などでも変動します。これは株式を発行している企業の業績や印象が、様々な外部要因によって変動するからです。
A.金利の変動
- 【金利上昇で有利になる企業】
- 現金や資産を持っている企業が有利になります。
- ・・・「有利子負債が少ない企業」「金融資産を多く持っている企業」など
- 【金利下落で有利になる企業】
- 金融活動が活発な企業が有利になります。
- ・・・「有利子負債が多い企業」「設備投資が必要な会社」など
B.景気の変動
- 【景気回復で有利になる企業】
- 景気が良くなると全体的に企業の業績が上がります。
- ・・・「上場企業全般」
- 【景気悪化で有利になる企業】
- 不景気に強いといわれる企業も存在します。
- ・・・「再就職支援企業」「アウトソーシング企業」「海外での売り上げ比率が高い企業」など
C.為替の変動
- 【円高で有利になる企業】
- 海外の商品が安価になり、輸入する際に有利になります。
- ・・・「内需関連企業(建設・食品・電力・ガスなど)」
- 【円安で有利になる企業】
- 海外の商品が高価になり、輸出する際に有利になります。
- ・・・「輸出関連企業(自動車・機械・電機など)」
D.気候の変動
- 【猛暑、厳冬に関連する企業】
- 猛暑・厳冬になると、有利になる企業が存在します。
- ・・・「飲料・アイス製造企業」「アパレル企業」「外食企業」など
様々な外部要因で企業業績が変動することを、理解していただけましたでしょうか。株価が動く基本的な理由は「需給」です。ただし、その需給を生み出す要因には、会社業績や上記で紹介したような外部要因もあります。
4. 株式投資のメリットへ
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