1.1 銘柄選び
株式投資で利益を上げるには、まず株価が上がる銘柄を探さなくてはなりません。多くのメディアで推奨銘柄が掲載されていますので、つい頼ってしまいたくなります。しかし知識も無しに推奨銘柄を買い続けても、最終的に損をしてしまうことが多いのが現状です。大手の雑誌、証券会社、新聞の推奨銘柄だからといって、鵜呑みにしてはいけません。
株式市場には自分で十分に仕込んだ(買い込んだ)後、その銘柄を推奨銘柄として出すような人も存在します。他の投資家が購入し、株価が上がった時点で売り抜けるのが目的なのは明らかです。銘柄を選定するときには、十分注意する必要があります。
1.2 運用資金
「投資は余裕資金で行う」ということも大切です。損をしたら来月生活ができない、といったお金を使って冷静な投資判断をできるはずがありません。冷静な投資判断と投資ルールの遵守が、株式投資の成功に最も重要な要素になります。
1.3 株式投資時の行動
投資家に行動は三つしかありません。「買う」、「売る」、「待つ」です。個人投資家の方々は、プロの投資家異なり、「待つ」という選択肢もあるわけです。
A. 買う
情報を集め、「自分が納得してから」購入する決断をします。大切なお金を投資するのですから、しっかりと下調べしてから投資判断を行いましょう。
B. 売る
買った銘柄は売らなければならないわけですが、「迷ったら売り」と考えてかまわないと思います。迷っているという時点で、その株に何らかの不安を持っていることになるからです。いったん売って、持ち株をゼロにしてから冷静に考えてみましょう。より良い銘柄が見つかるかもしれません。大損をしない秘訣は「迷ったら売り」ということです。
C. 待つ
売ったら次の銘柄を探します。プロは「待つ」という行為は許されません。常に売買していなければ仕事にならないわけです。しかし、個人投資家の方々は他人の資産を運用しているわけではありませんので、「待つ」ことが可能です。しっかり買い時を見極めるようにしましょう。
1.4 分散投資の必要性
「卵は一つのカゴに盛るな」という相場格言があります。一つのかごに卵を全部盛っている状態でかごを落としてしまうと、全部割れてしまいます。この格言と同じ事が株式投資においてもいえます。一つの株に全資産をつぎこんでいて、もしその企業が倒産したら大変なことになってしまいます。そこで分散投資という考え方が必要になってきます。
1.5 ポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、株式などの様々な金融資産の組み合わせをいいます。株式投資で例を考えてみます。
輸出関連企業は円高になると不利になり、株価が下がる傾向があります。逆に、内需関連企業の株価は上がります。両方の銘柄に投資をしていれば、片方が上がれば、片方が下がります。そして上がったほうを売り、下がったほうを回復するまで持ち続ければ、安定的に利益が出ることになります。
このように、複数の銘柄でポートフォリオを組むことでリスクをコントロールでき、安定した資産運用が可能になるといわれています。
1.6 ポートフォリオの組み方
ポートフォリオはどのように作れば良いのでしょうか。金利や景気、為替や天候など変動する経済の中で、自分の取れるリスクや自分の資産額、収入などを考慮して、様々な種類の金融資産を組み合わせてポートフォリオを組む必要があります。ポートフォリオの一部となる金融資産にも、リスクやリターンが異なる様々な商品があり、代表的なものとしては以下のようなものが挙げられます。
- 預金 … リスク低・リターン低
- 債券 … リスク中・リターン中
- 株式 … リスク大・リターン大
分散投資を行う場合、基本的にはある要因の変動によって、株価が逆の動きをする銘柄を組み入れることが重要です。先ほどの輸出関連企業と内需関連企業のほかに、景気敏感銘柄とディフェンシブ銘柄など、多くの例が考えられます。うまくポートフォリオを組んで、株式投資におけるリスクを減らすようにしましょう。
2. 賢い証券会社の選び方へ
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