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 ホーム株の教科書 > 信用取引に挑戦 > 2. 信用取引のリスク

株の教科書

2. 信用取引のリスク

2.1 信用買いのコストとリスク

A. 信用金利コスト

信用買いは、資金を借りて株式を買うことになので、株式を買うために使った資金分の金利が発生します。この金利は証券会社ごとに異なっておりバラツキがあるので、よく調べて証券会社を選択しましょう。

B. 追証リスク(レバレッジリスク)

信用買いは、資金の数倍の株式を買うことが可能です。利益も大きければ損失も大きい、ハイリスク、ハイリターンの取引手法になります。もし余力一杯に株式を購入した場合、保有銘柄が少し値下がりしただけで、資金の大半を失ってしまう可能性があります。また、連続ストップ安などに巻き込まれたら、追証で破産する可能性もあります。信用買いを行うポイントは、リスク管理にあるといって間違いないでしょう。

2.2 信用売りのコストとリスク

A. 品貸料

信用売りをするときは、委託保証金を担保に証券会社から株を借りて、その株を売ることになります。当然、株を借りた分量に応じてサービス料がかかります。これを品貸料といいます。日割り計算されるので、一日ごとに発生します。

B. 損失の可能性が無限大であるリスク

信用買いの場合、株価の下限がゼロのため、損失は制限されています。しかし、信用売りの場合は違います。株価は数倍〜数十倍も値上がりする可能性があり、上限はありません。損失が無限大になる可能性があるのです。信用売りを行う場合は、自分の思惑と違う値動きをしたら、すぐに手仕舞いをすることが重要です。

C. 逆日歩リスク

信用売りが極端に増えると、品貸料が異様に高くなってしまう状態になってしまうことがあります。このときの品貸料を逆日歩といいます。投資資金や株式の調達・供給は、日本証券金融や大阪証券金融が行っているのですが、貸し出す株が足りなくなってしまうと、機関投資家などから品貸料を支払って株式を借りてくることになります。信用売りをしている投資家が、このコストを負担することになります。

2.3 信用取引における株主の権利


信用取引では株主の権利が一部制限されてしまいます。会社の経営権や利益分配を受ける権利、株式分割を受ける権利について、多少制限があります。

A. 議決権

信用買いでは株主名簿に記載されないため、信用買いをしている場合は株主総会での議決権が与えられません。

B. 利益配分の権利

配当の権利付き最終日に信用買いをしている投資家は、配当の権利は取れませんが、配当に相当するお金を得ることが出来ます。ただし株主優待はもらえません。一方、信用売りをしている投資家は、配当に相当するお金を支払わなければなりません。

C. 株式分割の権利

信用買いをしている投資家は、株式分割の権利を受け取ることが出来ません。その代わり「権利入札」という形で、株式分割した後の子株を引き取る権利を、他の投資家に売ることになります。権利入札価格は証券会社が入札方式で決めます。権利入札価格は需給なので、理論値とかけ離れることが多くあります。信用売りをしている投資家も権利入札価格で子株分の金額を決済することになります。

2.4 信用取引規制


信用取引はいつでもできるわけではありません。ある銘柄の売買が過熱したり、業績に異変が起こったりした場合、東証や日本証券金融が信用取引に規制をかけることがあります。以下にその規制の種類を示します。それぞれの用語の説明についてはカブクンの株式用語集をご参照ください。


  • 増担保規制
  • 新規売り停止(売り禁)
  • 新規買い停止
  • 代用掛け目規制
  • 一般信用社内規制
  • 制度信用社内規制
  • 現引停止




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